なぜ?とどのように?というという2つの質問からDaryl Lederle氏は学習と成長を目指した

米国農務省(US Department of Agriculture)、管理およびプログラムアナリスト、Daryl Lederle氏

Lederle氏は大思想家を自称しており、適度な挑戦を好んでいます。氏は、特に科学や技術と、それらが政策にもたらす影響との関係に魅了されています。このため、氏がジョージワシントン大学(George Washington University)で国際科学技術政策の修士号を取得していることは驚くに値しません。

過去9年間、氏は米国農務省(United States Department of Agriculture)の部局である米国林野局(U.S. Forest Service)で管理およびプログラムアナリストを務めてきました。米国林野局の使命は、現在と将来の世代の必要を満たすために、国の森林と草原の健康、多様性、生産性を維持することです。

Daryl氏は、連邦リスキリングサイバーアカデミー(Federal Reskilling Cyber Academy、FCRA)を最近卒業しました。氏は、変化と新しい課題に挑戦するための準備を整えていました。今回、氏はアカデミーへの参加に関心を持っている人々のため、FCRAに参加した経験と見識について話しています。

コンピュータ技術、具体的にはサイバーセキュリティにどのように興味を持ちましたか?

私はコンピュータオタクではありませんでした。しかし、私は常に日常生活とセキュリティの関係に関心を持っていました。私たちの世界がますます自動化されるにつれて、私たちは見ることも触れることもできないネットワークや、会ったこともない人々に依存しています。そして、これは普通で当たり前のことになりました。私たちは、セキュリティとプライバシーについて甘い期待を抱いて、個人情報をウェブに預けています。私は、基本的なオンラインセキュリティについて多くの資料を読むにつれ、世の中にあるすべてのものの膨大さと、それらの「すべて」に伴うリスクと利点に驚愕します。私のコンピュータに関する知識は、サイバーセキュリティ分野の境界の先端であると私が考えるところまでに及びます。しかし、FCRAに参加してから、私の知識は大幅に増えました。

なぜFCRAに応募したのですか?

私は現在の職位に9年従事しました。この仕事で多くの実りある経験から恩恵を受けてきましたが、新しい方向に進む準備はできています。USDAのCIOがこのプログラムについて全員にメールを送ったとき、私は天啓のように感じました。これは試してみて損はないと思いました。

USDAと大学院で政策、分析、管理の技能を磨きました。これらをサイバー分野に応用したいと思っています。私は学ぶことを楽しんでいますし、常に変化し、適応を強いられる分野にいたいと思っています。私は有能で、革新的で、論理的で、柔軟な思索家です。これらの属性によって、私は連邦政府のサイバーセキュリティ労働力にとって付加価値のある資産になれると信じています。私は、国の最も新しい戦場で働き、政府がアメリカ国民に提供しているサービスの完全性を守ることを望んでいます。

プログラムでは何が最も価値があると感じましたか?

「サイバースタートの基本」コースは素晴らしかったです。とても理解しやすく、外国語を学ぶことに例えられたトピックへの素晴らしい入門編でした。このコースを受けなければ、私の学習は止まっていたでしょう。ゲームも非常に価値の高いものでした。現実世界のシナリオは、教室やオンラインで学んだ概念を固めるために役立ちました。実のところ、これはすべての人々が受けるべきトレーニングです。このコースでは、すべての連邦政府職員が持つべき基本的なレベルの知識が得られると考えます。

より広い視野で見ると、FCRAは私にまったく新しい学習分野と、それに関連するキャリアを教えてくれました。私はこれまでのキャリアで、ずっと1つの道を歩んできました。新しい刺激的な機会の可能性を見ることができたのは素晴らしいことでした。

FCRAについて最も気に入った点は何ですか?

FCR内に作られたコミュニティは本当に楽しかったです。インストラクターもクラスメートも同様に、私の成功を望んでいる、とても安全で歓迎される環境でした。競争的でも、殺伐としてもいませんでした。全員が一緒にトレーニングに取り組んでいました。私は同じクラスの人々と、教室で結び付きました。

サイバーセキュリティコミュニティ内で専門家として働いているインストラクターの人たちに会えたのは素晴らしいことでした。インストラクターは親しみやすくオープンな方々でした。気軽に同席して質問を行うことができました。

FCRAについて最も驚いたことは何ですか?

FCRAでは自由に挑戦を受けられることは知っていました。しかし、触れられているトピックの広大さと、提示される情報の数は予想を超えていました。

プログラムにどのようことを期待していましたか? その期待は満たされましたか?

サイバーセキュリティの経験がなかったため、コースの開始時に特に期待はしていませんでした。頭のテストのため、そして異なる考え方を知るために、FCRAに参加しました。困難な挑戦を望んでいました。そして、FCRAは期待したとおりのものでした。結論として、私の期待は満たされただけでなく、期待した以上の結果が得られました。

FCRAへの応募を検討している人へのアドバイスはありますか?

上司からの協力を得る必要があります。このプログラムはすべてを網羅しているので、上司の協力が不可欠です。職務を続けながら、同時にすべての労力をFCRAに割くのは非常に困難です。

また、あらゆる機会を利用して、インストラクターやクラスメートと交流しましょう。質問をしましょう。提供される数多くのリソースを活用しましょう。プログラムに完全に没頭し、新しい刺激的なキャリアパスにおいて、チャンスを活かしてください。

次の目標は何ですか?

私はオープンソースのインテリジェンス、つまり公開されている情報の収集と分析が大好きだということに気がつきました。連邦政府でその分野の仕事を見つけたいと思っています。しかしサイバーキャリアの道は数多く、私が知らないものも多く存在します。部門に関しては、特に国防総省(Department of Defense、DoD)に関心があります。国防総省にはサイバーコマンドがあり、サイバー作戦の方向性の統一と、省のサイバー能力の強化を行っています。私は当面、将来政府に雇用されるときに自分の価値をさらに高めるため、修士号の取得を考えています。